工務監督

エッセイ・雑記

6月を振り返る——ブログ、仕事、そして利島の船のこと

今日で6月が終わる。ブログを始めてから約2ヶ月が経った。今回は月末ということで、この1ヶ月を振り返ってみたい。ブログのこと6月は記事をたくさん書いた。ほぼ毎日投稿を続ける事ができた。技術系の記事(ターボチャージャー・熱交換器・鋳鉄の補修)、...
仕事・キャリア

工務監督という仕事の構造分析③——大きい裁量の範囲と単独職務型

これまで2回にわたり、工務監督が「複数の利害関係者の交点に立つ仕事」であり「外部環境依存型の職務」であることを検討してきた。最終回となる今回は、この2つの特性から導かれる、もう一つの大きな特徴——単独職務型という働き方について検討する。なお...
船の技術

船の保険——船体保険・P&I保険とは何か

先日の利島沖RORO船「にらいかないⅡ」の座礁事故を取り上げた記事の中で、船主が保険会社に連絡するという話に触れた。船にはどんな保険が掛けられているのか。今回は、船に関する保険の種類と概略を整理したい。なお、筆者が実務で直接関わるのは船体保...
仕事・キャリア

工務監督という仕事の構造分析②——外部環境依存型という職務特性

前回は、工務監督が複数の利害関係者の交点に立つ仕事だという構造を整理した。今回は、もう一つの大きな特徴——「外部環境依存型」という職務特性について、筆者の知る範囲の経験をもとに検討していきたい。1. 外部環境依存型とは何か——定義外部環境依...
仕事・キャリア

工務監督という仕事の構造分析①——利害関係者の交点

これまでこのブログでは、工務監督の日々の仕事や実体験を中心に書いてきた。今回からは趣向を変え、工務監督という職務を構造的に分析することを試みたい。日々の業務の積み重ねの中に、どのような構造が内在しているのかを、複数回に分けて検討していく。1...
仕事・キャリア

入渠の流れ④——出渠編・工務監督は現場で何をしているのか

前回は検査・開放の様子を紹介した。今回はいよいよ最終回——下架から出渠、そして入渠工事が完全に終わるまでの流れを解説する。下架後——すぐには終わらない係留試運転——船を浮かべてからの確認下架をして船が浮いても、そこで工事終了ではない。まずは...
仕事・キャリア

入渠の流れ③——検査・開放編・工務監督は現場で何をしているのか

前回はドックでの1日の流れを紹介した。今回は入渠の山場——検査と機器の開放について、工務監督の視点から解説する。検査当日——特別なことはしない検査があるからといって特別な事はしない入渠中、検査は複数回にわたって行われる。しかし検査当日だから...
仕事・キャリア

入渠の流れ②——ドック編・工務監督は現場で何をしているのか

前回は入渠の準備について解説した。今回は、船が造船所に入ってからの工務監督の動きを紹介する。入渠当日——船を迎える造船所に到着入渠当日は、船がドックに到着する前に造船所に入る。作業着に着替え、船が到着するころには岸壁で待機する。造船所の作業...
仕事・キャリア

入渠の流れ①——準備編・工務監督は何をしているのか

船のドック(入渠)は、突然始まるわけではない。その裏には、数ヶ月にわたる準備がある。今回から数回に分けて、入渠の流れを工務監督の視点から解説していきたい。第1回は「準備編」として、入渠が決まってから造船所に向かうまでの流れを紹介する。入渠準...
時事・ニュース解説

米・イラン停戦合意——ホルムズ海峡が開くかもしれない日に思うこと

6月14日、トランプ大統領がイランとの戦闘終結を発表した。「ホルムズ海峡の通航料なしの開放と、米海軍による封鎖の即時解除を承認する」——そのニュースを見て、思わず息をついた。この3ヶ月半に何が起きたのか封鎖までの経緯2月28日、米国・イスラ...