船の技術

ディーゼル機関、発電機、ボイラ、熱交換器、配管など船舶技術に関する基礎知識を解説しています。元外航船機関士・現役工務監督の経験をもとに、船の仕組みや保守管理について分かりやすくまとめています。

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熱力学第一法則「エネルギーは消えない」①

前回の記事では、船の新燃料とCO₂削減について感じている疑問を書いた。その疑問の根底にあるのが、熱力学の基本原理である。今回から数回に分けて、熱力学の法則をできるだけ分かりやすく解説しながら、船や新燃料との関係について考えてみたい。なお、筆...
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船の新燃料はCO2削減に本当に貢献しているのか——工務監督が感じる素朴な疑問

断っておくが、私は環境の専門家でも研究者でもない。現役の工務監督として、素朴な疑問を書いてみたい。船の使用でCO2を減らしても、別のどこかでそれ以上のCO2を排出しているのではないかという疑問だ。現在の取り組みに意味はあるのか。新燃料の現状...
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水先案内人(水先人)とは何か——船を港に導く専門家

タグボートの記事で少し触れたが、大型船が港に入るとき、もう一人の重要な存在がいる。水先案内人(水先人)だ。今回は、普段あまり知られていない水先人という仕事について解説したい。水先案内人とは何か水先人(みずさきにん)とは、多数の船舶が行き交う...
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船のターボチャージャー(過給機)とは何か——仕組みと役割を解説

船の主機関には、多くの場合ターボチャージャー、いわゆる過給機が装備されている。ターボチャージャーは、主機関から排出される排気ガスのエネルギーを利用してタービンを回し、その回転力でコンプレッサを駆動して、機関へ大量の空気を送り込む装置である。...
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タグボートとは何か——利島沖の離礁作業から考える「縁の下の力持ち」

6月19日に利島沖で座礁した琉球海運の「にらいかないⅡ」は、本稿執筆時点でまだ離礁に至っていない。タグボートが到着した20日から満潮になるタイミングに合わせて半日置きに作業しているが、離礁の見通しは立っていない状況だ。 26日には、台風も接...
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船の鋳鉄部品にクラックや穴が開いたらどうするか——補修方法と代表的な修理事例

船のエンジン周りや機器類には、鋳鉄(ちゅうてつ)と呼ばれる材料が多く使われている。この鋳鉄にクラック(亀裂)が入ったり、穴が開いたりすることは珍しくない。問題は「どうやって直すか」だ。鋳鉄とは何か——なぜ船に多く使われるのか鋳鉄は、炭素を2...
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船の保険——船体保険・P&I保険とは何か

先日の利島沖RORO船「にらいかないⅡ」の座礁事故を取り上げた記事の中で、船主が保険会社に連絡するという話に触れた。船にはどんな保険が掛けられているのか。今回は、船に関する保険の種類と概略を整理したい。なお、筆者が実務で直接関わるのは船体保...
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船の熱交換器とは何か——仕組みと種類、工務監督が経験した不具合

前回の記事でディーゼルエンジンの仕組みを解説した。エンジンは動くと熱を持つ。その熱を逃がすために冷却清水が必要で、さらにその冷却清水を冷やすための装置が必要になる。それが熱交換器だ。今回は熱交換器の仕組みと種類、そして私が、現場で経験した不...
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船のディーゼルエンジンとはーー仕組みと工務監督が気を使うポイント

船を動かす心臓部——それがディーゼルエンジンだ。陸上でも車やトラックに使われている身近なエンジンだが、船のものはスケールも仕組みも大きく異なる。今回はディーゼルエンジンの基本的な仕組みと、船特有の特徴について解説する。ディーゼルエンジンの仕...
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遠心ポンプとは何か——仕組みと船での使われ方

船の中には無数の配管が張り巡らされており、そこに流れる液体を送り出す役割を担っているのがポンプだ。その中でも最もよく使われているのが遠心ポンプだ。今回は遠心ポンプの仕組みと、船での使われ方について解説する。遠心ポンプの仕組み——概要遠心力を...