2026年4月28日、出光興産の大型原油タンカー「出光丸」がホルムズ海峡を通過したことが分かりました。
ホルムズ海峡とは何か
ホルムズ海峡はペルシャ湾とオマーン湾をつなぐ幅約50kmの海峡です。サウジアラビア、UAE、クウェートなど中東の産油国から原油を積んだタンカーが必ず通らなければならない「石油の咽喉部」です。世界の原油輸送量の約2割がここを通ると言われており、日本が輸入する原油の大部分もこの海峡を経由しています。
その時陸上ではー筆者の推測ー
船が2カ月にわたって足止めされている間、陸上側も相当な対応を迫られていたはずです。
まず考えなければならないのは、万が一船が攻撃された場合の対応です。船内で自己完結できる損傷なのか、そうでない場合はどこの造船所に入れるか。中東近辺で受け入れ可能な修繕造船所をリストアップや、曳航船の手配などのシナリオを想定していた担当者がいたはずです。
また乗組員の安全確保も大きな課題です。食料・燃料・医薬品の補給をどうするか。乗組員の交代はどうするか。長期間の足止めは船員の精神的負担も相当なものです。
さらに今回の通過には、イラン側との交渉には日本政府が関わったと報じられています。社内では情報が漏れないよう秘密裏に、しかし慌ただしい状況で、政府関係者との交渉が進んでいたと思われます。


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