GWが怖い——工務監督の連休事情

工務監督の仕事

もうすぐGWが終わります。工務監督にとってGWは少し特別な期間です。

GW中に船が止まったら

船は365日動き続けます。GWだからといって、トラブルは待ってくれません。

最も困るのは、大きな不具合が発生したときです。メーカーの技師に来てもらいたいが、会社が休みで連絡がつきにくい。部品を交換しなければならないが、倉庫に人がいない。物流の手配が滞る。造船所でクレーンを使わなければ工事できないが、造船所がGWで閉まっている。

手を打とうにも、動かせる手がない。それがGW中のトラブルです。

準備できることは、正直ない

「GWに備えて何か準備するのか」と聞かれれば、正直なところ準備できることはほとんどありません。

不具合はいつ起きるかわからない。事前に防げるものは防ぎますが、それでも起きるときは起きます。祈るしかない、というのが実態です。

プレッシャーは半端ない

船を止めざるを得ない状況になったときのプレッシャーは、相当なものです。

止めているという事実だけでも重い。さらに「休みが明けてもすぐに手配がつくのか」というドキドキが続きます。造船所に入渠しなければならない場合は難易度が跳ね上がります。メーカー技師の訪船で済む場合は何とかなることが多いですが、それでも休み明けの動き出しを待つ時間は長く感じます。

それでも工務監督はもがきます。

難しいとわかっていても、できる限りのことをします。自分で訪船して、乗組員と一緒に復旧作業をする。造船所やメーカーに何とか連絡をつけようと電話をかけ続ける。休みだとわかっていても、です。

もがいていると、どうにもならないと思っていたことが、どうにかなってしまうことも、なくはありません。あきらめの悪さが良い結果につながることも、、、

そしてそういうとき、動いてくれた方々への感謝は格別です。休みにもかかわらず対応してくれた技師、無理を聞いてくれた造船所のスタッフ。本当にありがとうございます。

GWが終わる安堵感

だから工務監督にとって、GW明けはある意味ホッとする瞬間でもあります。造船所が動く、メーカーが動く、物流が動く。当たり前のことが当たり前にできる日常が戻ってくる。

世間がGWの終わりを嘆く中、工務監督はひっそりと胸をなでおろしています。たぶん。

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