工務監督の一日

エッセイ

夕方、船からの電話が鳴るたびにドキッとします。

朝はインスタントコーヒーから

会社に着いてまずやることは、タイムカードを押す、インスタントコーヒーを紙コップに作る、PCの電源を入れる、この3ステップです。コーヒーはおしゃれなやつじゃなくて、ただの水分補給と目覚まし用です。

コーヒーをすすりながらメールを開きます。夜中に船から何か来ていないかの確認です。何もなければ「よし」と思いながら返信作業へ。何かあれば、コーヒーの温度が下がっていくのも気づかずに対応が始まります。

午前中は訪船へ

午前中に訪船できそうなら、船に向かいます。不具合の確認だったり、部品の納品だったり、入渠工事の打ち合わせだったり。行く理由はいつも違います。

移動は車がほとんどなので、まず社有車が空いているかシステムで確認して予約を入れます。全部埋まっていたら近くのレンタカーを探します。車が確保できたらアルコールチェックをして、いざ出発。

ランチはだいたいコンビニ

お昼はデスクで食べることが多いです。お弁当持参派もいれば、ビル内のコンビニで買ってくる派もいます。外食するのは訪船が長引いたときくらいでしょうか。華やかさのかけらもないランチタイムです。

午後はデスクワークと電話との戦い

昼休みが終わると、入渠工事の内容を精査したり、見積書を確認したり、明日の修理に向けて営業と時間の打ち合わせをしたり。船からの問い合わせにも随時対応します。

そして夕方。電話が鳴ります。

ドキッとします。

船からの電話です。不具合の連絡じゃないことを心の中で祈りながら受話器を取ります。何事もなければ静かに胸をなでおろす。これが毎日のルーティンです。慣れません。

休日も油断できない

退社後、完全にオフになることはありません。会社支給のスマホがあるので、いつでも船から連絡が来る可能性があります。

日曜日になると、月曜日の予定が頭をちらつき始めます。「明日は訪船があって、午後に打ち合わせがあって……」。気がつけば休日の半分は来週のことを考えています。

まあ、それがこの仕事というものです。たぶんずっとそうです。

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